方向性が定まった。
と、言うわけで、お題に答えてみたいと思います。
今週のお題「心に残った本」
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/03/25
- メディア: 文庫
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ノイタミナ枠でやっていたアニメも大好きです。
しいてジャンル分けするならば青春ものでしょうか。
この作品は「何がいい」と具体的な説明はしづらいのですが、雰囲気が好きです。
雰囲気だけでなく、スタイルとか登場人物、文体など細かなディテールを楽しむ作品なんだと個人的には思います。
どこか陰鬱感のある主人公の過ごす不毛な日々に古風な文体。
それでいて、全体の雰囲気はどこか明るくて、登場人物は個性的という枠にははまらないくらい強烈。
「小説なんて面白くない!」と思っている人にこそ読んで欲しい1冊です(なんかエラそうですいません・・)
前三章は娯楽小説の色が濃いけれど、最後の章は結構ほろりと来ます。
原作は最終盤でもアニメのようにヒーローのごとくかっこよく(?)親友を助けたり、ヒロインに対して積極的になれたりはしないのだけど、「こんなはずじゃ・・」という思いをアニメとは違う形でどこか吹っ切った感じがして好感が持てました。
生きているって素晴らしい、という思いが漠然と湧き上がってくるような作品ではないかと思います。
ちなみに、次点は江戸川乱歩作品です。
- 作者: 江戸川乱歩
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/12/10
- メディア: 文庫
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この本に出逢わなければ、今の本を好きな私はないと思います。
小説なんて・・と思っている人にこそ読んで欲しい!
面白いですよ。
私がはじめて読んだ乱歩作品を載せていますが、乱歩作品にはこれより面白い作品は結構あります。
ちなみに、これからは小説風に記事を書いていきたいと思います。
センスを身に付けたいですね。