アリス探偵局1,2 一通り視聴し終えました

二期DVDおまけのブックレットの印象が強すぎて、観た内容を結構忘れそうですが・・。
それでも、観たときには懐かしさが溢れてくるのをとどめることができず、思わず涙を流してしまいそうに・・。

以下感想というか所感というか。



各話ではない、全体としての感想は、推理・謎解きものとして観る場合は一期、ギャグアニメとして観るなら二期が面白いのかなあと思います。

一期では、問題編と解答編が綺麗に分かれていて、リアルタイム放送時には一週間の猶予を与え、視聴者に推理をさせる時間を取っているので、観ながらの推理もしやすいと思います。
トリックのパターンや動機も豊富です。
大人向け作品の動機を子供向けに調整していない、する気もないところがすごく好きでしたw
10話あたりまでの初期の・・特に2、3、4、8、10話あたりは事件に独特の重さがあって面白かったです。
一方、二期は実質30分一本にしたけれど、その多くをギャグや掛け合い、ストーリーなどに使ってしまい、謎解きに割かれる時間が減ったので、推理させる時間を取れていなかったり、難易度が異常に簡単になってしまったりと推理物としては厳しい面もありました。
特に二期後半にこの傾向は顕著にあらわれていると思います。
最後の四話は殆ど謎解きをしていない状態でしたしね。
また、一期は15分?一本なので、28話ほぼフルに独立した話が展開されるので、同じ時間数の収録でも、エピソードが豊富な感じがして好印象です。
要所要所で挟まれる写六さんの駄洒落も楽しいです。


反対にギャグは二期の、モラトリアム人間的で、更に所謂マダオキャラのDr.ホーとローテンションな(場合によってはそうでない場合もありますが)ツッコミキャラで、スルースキルもそれなりなマンデーくんとが現れたことによって、より現代的なセンスに近づいてきているように思います。
一期のウルフグループのCMのような一発の破壊力はないけれど、手堅い印象で、笑いの安定性はこちらの方が高いと思います。
その他にも、注意して観ていると、キャラクターのリアクション等も一期と比べると結構変わってきています。
ただ、ホーさんが苦手、という声は当時のリアルな友人からも、ネットからもちらほら聞こえてきた(反対に、観ていた人達からのマンデーくん人気は凄かった印象)ので、彼を好きになれるかどうかという点も作品評価に関わるポイントかも知れないですね。
当時は私もかなり苦手だったので、申し訳ないですが、リアルタイムでは正直楽しめないところも多くありましたが、昨日観てみると、意外と苦手に感じなかったので、二期に関しては、寧ろリアルタイムで観るよりも楽しめました。
ちなみに、私の推理力はここのように、かなりホーさんレベルにアレです…。

各話感想はそのうちに・・

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